遠山の金さんのことを書いていて、ふと思い出したこと <雑談>

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久しぶりに雑談モードです。この記事は3分程度で読める分量です。

歳時記も書かねばならないのですがね、最近は翌日の記事を書くようにしているので、朝6時頃に風呂から上がって、当日の分を焦ってかくという事がなくなったんですよ。すごく気が楽です。

で、つい寄り道を、というワケではありません。

 

3月2日の記事に、遠山の金さんの事を書いたので、高校生の頃にテレビの時代劇が結構好きだった事を思い出しました。その頃は夜の8時、9時といった時間帯に時代劇がどこかしらのチャネルで放送されていた、そんな時代でした。

 

思い浮かぶだけでも水戸黄門(大岡越前、江戸を斬ると同枠)、銭形平次、鬼平犯科帳、必殺シリーズ、大江戸捜査網、子連れ狼…もっと色々あった筈なのですが、覚えていません。

 

で、思い出したのは、時代劇中の登場人物、藤田まことさんだったから必殺シリーズだと思うのですが、小判をガリッとかじって

「こりゃ酷ぇ小判だな…」

といった風な事を言ったシーンなんです。高校生の頃は何の疑問も持たなかったのですが、多分貨幣の品質を落とす改悪によって小判の金の含有率が下がって、硬くなったのだなぁ、と現在は思うんですよ。

 

以下に江戸時代に発行された小判の種類と重量、金の含有率を整理します。

 

江戸時代に発行された小判一覧

 

小判名:発行年、重量、金含有率
  • 慶長小判:1601年(慶長6) 17.76g 84.3%→寛永年間以降86.8%
  • 元禄小判:1695年(元禄8) 17.76g 57.4%
  • 宝永小判:1710年(宝永7) 9.37g 84.3%
  • 正徳小判:1714年(正徳4) 17.76g 84.3%
  • 享保小判:1714年(正徳4) 17.76g 86.8%
  • 元文小判:1736年(元文元) 13.11g 65.7%
  • 文政小判:1819年(文政2) 13.11g 56.4%
  • 天保小判:1837年(天保8) 11.24g 56.8%
  • 安政小判:1859年(安政6) 8.99g 56.8%
  • 万延小判:1860年(万延元) 3.30g 56.8%

必殺シリーズの時代背景は文化文政年間から幕末辺りを想定しているそうなので、文政小判以降が(元禄小判を除いて)金の含有率がその前の元文小判に比べて9%ほど落ちているのが分かります。

 

中村主水は、小判を噛んで金の含有率が下がって硬くなったのを歯で実感したのです。

 

昔、時代劇をよく見ていた時、そんな事を知っていたら、違った趣を楽しめたのかもしれないですねぇ。大学受験の問題で、この小判の金の含有率に関することを問うた問題が以前出題されたこともあるんですよ。かなりの難問だと思います。

 

今日の雑談はここまでです。

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