11月6日 <北陸トンネル内で炎上事故発生(1972年=昭和47)>

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1972年(昭和47)のこの日、福井県敦賀市の北陸本線北陸トンネル(全長13.87km)内で、大阪発青森行の急行「きたぐに」の食堂車付近から出火し、死者30名を出す大事故が発生しました。

これは昭和時代の出来事です。少し詳しく覗いてみましょう。

これは2分程度で読める記事です。
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1.解説

 

1972年(昭和47)のこの日の午前1時過ぎ、福井県敦賀市の北陸トンネル(総延長13,870m。北陸本線敦賀駅〜南今庄駅間)内を走行中の大阪発青森行き急行「きたぐに」の食堂車喫煙室椅子下から火災が発生しました。

それに気付いた食堂車従業員からの通報を受け、列車は敦賀側入口から4.6kmの地点で停車しました。

 

乗務員は規定の処置を行ったのちに消火作業を開始しましたが、火の勢いが強く鎮火させることは不可能であると思われたため、車両の切り離し作業に取り掛かりました。出火元の食堂車は15両編成の列車の11両目です。

しかし、火の勢いが強かったこと、トンネル内で真っ暗闇であったことなどで、作業は困難を極めました。

 

発火の11分後の午前1時24分には、火災車両より後部を切り離し移動し、今度は前部を切り離して離脱しようとしましたが、午前1時52分頃、架線が溶断されて停電してしまい、遂に「きたぐに」はトンネル内に煙に包まれ立ち往生してしまいました。

 

火災が発生したのが深夜であったために、寝台車には多くの乗客が就寝しており、避難救助にも難航しました。

この火災により、30名が命を落とし(一酸化炭素中毒死29名、避難途中の排水溝で溺死1名)、負傷者714名という大惨事となったのでした。

 

2.他の年、この日の記事

他の年には、こんな記事を書いています。こちらも併せて御覧下さい。(記事が先の日付の場合は表示されません。当日にならないと公開しないように予約投稿しているためです)。

今日はここまでです。

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