12月26日 <司法省内に東京裁判所を設置(1871年=明治4)>

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146年前のこの日、司法省内に東京裁判所がおかれました。我が国で初めての裁判所設置でした。

これは明治時代の出来事です。少し詳しく覗いてみましょう。

これは2分程度で読める記事です。
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1.解説

 

江戸時代は町奉行などが管轄していた訴訟関連の業務は、明治時代になってからは東京府で行われていました。

あ、そうそう、明治初期には地方の行政組織としての裁判所が1868年(慶応4)、国内13箇所に設置されていますが、こちらの裁判所は司法権は持っておりませんでした。江戸時代の町奉行は司法権だけでなく行政事務も取り扱っており、その行政事務の組織を明治新政府が引き継いだ様なイメージでお考え下さい。

 

 

1871年(明治4)のこの日、司法省内に東京裁判所がおかれました。これが、我が国での裁判所設置の始まりです。それまで、訴訟の受理・採決・投獄などは上記の様に東京府が行っていましたが、この日以降は東京裁判所で取り扱うこととなったのです。

更に2年後の1873年(明治6)以降は、夫婦の離婚訴訟も、この東京裁判所の管轄となりました。

 

現在は、各種の裁判所が設置されており、第一審の裁判所としては

  • 地方裁判所
  • 簡易裁判所
  • 家庭裁判所

の3つがあります。それぞれ簡単に紹介しましょう。

地方裁判所は、決められた地域を所管する裁判所で、全国に合計50市に本庁が設けられているほか、支部も含めると253箇所あります。一般に、通常司法事件の第一審裁判所としての役割を担っています。

簡易裁判所は、通常一審事件の管轄を有する地方裁判所に対し、請求金額が一定金額(140万円)以下の民事事件や、罰金刑に該当する刑事事件などの軽微な事件を担当する裁判所で、全国に438箇所あります。

家庭裁判所は、家庭に関する事件の審判や調停、少年審判などを扱う裁判所で、全国に253箇所あり、その他にも出張所77箇所設けられています。離婚訴訟やそれに関する保全事件、戸籍上の改名の許可・不許可も家庭裁判所の管轄なんですよ。

 

こんな風に書きますと、結構拡充している様にも思われますが、人手は十分ではなく、簡易裁判所などは一人の判事が複数の簡易裁判所を受け持っている、という状態だそうです。

5ちゃんねる風に書けば

 

訴訟大杉!

 

という感じなのでしょうか…

 

2.過去年の記事

過去には、こんな記事を書いていました。こちらも併せて御覧下さい。

 

今日はここまでです。

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