9月 出来事

9月27日 <昭和天皇、マッカーサー元帥を訪問(1945年=昭和20)>

2016/10/12

今日という日はどんな日でしょうか?

日本史の世界の出来事を覗いてみましょう。

 

日本降伏から約一ヶ月後の、1945年(昭和20)のこの日、昭和天皇はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部の意味 「General Headquarters」の略)の接客室(現在の第一生命ビル)にマッカーサー元帥(げんすい)をお尋ねになられました。天皇陛下は直立不動でやや緊張気味、一方のマッカーサー元帥は開襟(かいきん)シャツ軍服姿で腰に手を当ててリラックス気味。この二人が並んで写った写真が有名ですが、会見の内容は明らかにされておりません。余談ですが、日本側からは天皇陛下の写真は困る…との申し入れをGHQ側にしていたそうですが、顔を合わせたらマッカーサー元帥の方から「まぁ、写真でも」と言ってパチリと撮ったとか(先般公開された映画のなかでの話だそうです)。

 

ただ、随行した藤田尚徳(ふじたひさのり)侍従長の回想録には、昭和天皇が

「こんどの戦争の責任はすべて私にある。私がどうなろうとかまわないが、国民が生活に困らぬよう連合国の援助をお願いしたい」

という旨のご発言をなさり、マッカーサー元帥は天皇陛下のこの態度に感服した、とあります。占領軍とくに米軍にとっては、日本占領に天皇の影響力を十分に利用したかった時期ですし、折からくすぶっていた天皇退位論の推移を考慮してマッカーサー元帥は、ごく自然な応対で天皇陛下を迎えたのでしたが、どうやら彼もこの会見で昭和天皇の実直そうな性格を見抜いたのではないか、と想像されます。そのことは、当初予定にはなかった「玄関まで出て天皇陛下を見送った」ということにも、マッカーサー元帥の気持ちが表れています。

 

マッカーサー元帥は、その後11回も昭和天皇と会見していますが、終始二人の親密そうな関係は変わらなかったといいます。日本占領の一切の権限を委ねられていたマッカーサー元帥が、昭和天皇のお人柄に「好感」を持っていたことは、その後の占領行政にも少なからぬ影響を与えています。戦後70年余りを経ている現在であれば、天皇陛下が誰とお会いになられようと国民は余り気にもしませんが、1945年(昭和20)といえば、天皇陛下はまだ現人神(あらひとがみ)と崇(あが)められていた時分なのですから、天皇陛下が御自ら連合国最高司令官のマッカーサー元帥のもとに足をお運びになられたことは、国民は改めて日本の敗戦を思い知らされた出来事でした。

 

冒頭に書いた、昭和天皇とマッカーサー元帥との「記念写真」は、最初の新聞報道の際は御真影であるが故に掲載されなかったそうです。その後、GHQからの指導もあり、改めて新聞に写真付き記事として掲載されたとか。

 

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