6月26日 <初の比例代表制導入(1983年=昭和58)>

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1983年(昭和58)のこの日、第13回参議院選挙において、それまでの全国区にかわって比例代表制があらたに導入されました。

これは昭和時代の出来事です。少し詳しく覗いてみましょう。

これは2分程度で読める記事です。
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1.解説

 

1980年(昭和55)までの参議院選挙では、各地の選挙区から選出される議員と全国区から選出される議員とが居ました。

全国区制(ぜんこくくせい)というのは、各地方ごとにある選挙区のように区分された地域から議員を選出するのではなく、全国を一選挙区として候補者を選出する方法でした。全国区には

  • 選挙に金が掛かる
  • 死に票が多くなる
  • タレント議員などの知名度に頼った議員が多くなる
  • 組織票を持つ候補者が強い

などの問題点があり、1983年(昭和58)のこの日に行われた第13回参議院選挙から、あらたに比例代表制が導入されました。

比例代表制では、有権者は投票用紙に政党名を書き、得票数によって各党に与えられた議席数に応じて、政党内であらかじめ順位を付けられた名簿にしたがって候補者が上位から当選するシステムです。

  • 得票数=社会の意思の反映という前提に立って、議会での議席配分が可能
  • 死票を少なくすることが可能
  • 新政党の出現が容易

といった特徴をもっていました。

で、1983年(昭和58)のこの日に行われた選挙の比例代表制の結果は以下の通りでした。

 

  • 自由民主党:16,441,437票、35.3%、19議席
  • 日本社会党:7,590,331票、16.3%、9議席
  • 公明党  :7,314,465票、15.7%、8議席
  • 日本共産党:4,163,877票、8.9%、5議席
  • 民社党  :3,888,429票、8.4%、4議席
  • サラリーマン新党:1,999,244票、4.3%、2議席
  • 福祉党  :1,577,630票、3.4%、1議席
  • 新自由クラブ民主連合:1,239,169票、2.7%、1議席
  • 第二院クラブ:1,142,349票、2.5%、1議席
  • その他の政党:1,179,997票、2.5%、0議席

この選挙での投票率は57.0%で、比例区での有効票は4653万票ほどでした。

選挙区との合計で改選数126に対し、自由民主党が68議席を得て、安定多数を維持した、という選挙でした。ちなみに、この時の首相は中曽根康弘でした。

 

2.他の年、この日の記事

他の年には、こんな記事を書いています。こちらも併せて御覧下さい。(記事が先の日付の場合は表示されません。当日にならないと公開しないように予約投稿しているためです)。

昨年は記事作成をサボっており、この項は無しです。

 

今日はここまでです。

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