1900年(明治33)のこの日、初めて軍艦マーチ(軍艦行進曲)が演奏されました。
これは時代の出来事です。少し詳しく覗いてみましょう。
これは2分程度で読める記事です。
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1.解説
守るも攻むるも黒鐵(くろがね)の
浮かべる城(しろ)ぞ頼(たの)みなる…
という歌詞で始まる軍艦マーチは、1897年(明治30)鳥山啓作詞の「軍艦」に曲を付けて軍歌としたところにその起源があります。その後、1897年(明治30)頃に、軍楽師だった瀬戸口藤吉が新たに作曲し、1900年(明治33)にに現在我々が耳にする「軍艦行進曲」が誕生しました。
同年の4月30日に、神戸沖の観艦式において、戦艦富士乗組の軍楽隊によって初演行われました。
海軍省の制定行進曲ということもあり、戦前は盛んに演奏され、1941年(昭和16)12月8日の日米開戦時にも繰り返しラジオからこの軍艦マーチが流されました。
現在、海上自衛隊でも、この「軍艦行進曲」は儀礼曲として制定されており、進水式・出港式典などで、さらには観閲行進曲として奏楽されています。
一時期、パチンコ屋の景気づけの音楽として。軍艦マーチが盛大に掛かっていました。小生は、パチンコの趣味は無いもので、この軍艦マーチを使う理由を知らないのですが、素人なりの想像で申せば、その時分はまだ親指でレバーを弾いて玉を繰り出す方式のパチンコ台もあり、その親指の弾く動きをリズミカルにかつ沢山動作させるために、マーチのリズムが都合良かったのではないか…と思うのですが、どうなんでしょうかねぇ。
それと、過日ラジオで面白い話を聞きました。女性のパーソナリティは、ジョルジュ・ビゼーが作曲した歌劇「カルメン」の序曲を聴いて
「この曲知ってる! パチンコ屋で流れるやつ!」
まぁね、どちらの曲もドンチャカと賑やかですからねぇ…
2.他の年、この日の記事
他の年には、こんな記事を書いています。こちらも併せて御覧下さい。(記事が先の日付の場合は表示されません。当日にならないと公開しないように予約投稿しているためです)。
今日はここまでです。
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