8月23日 <「江戸繁昌記」発禁処分(1842年=天保13)>

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1842年(天保13)のこの日、江戸の名所・風俗を描写して大評判になっていた「江戸繁昌記」が天保の改革の風俗取締強化によって絶版を命じられました。

これは江戸時代の出来事です。少し詳しく覗いてみましょう。

これは2分程度で読める記事です。
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1.解説

 

江戸繁昌記は寺門静軒(たれかどせいけん)が19世紀後半の江戸市中の様子を記した5巻からなる書籍で、1832-6年(天保3-7)に刊行されました。

江戸の名所・飲食・遊興娯楽・生活風俗など雑多な項目について通俗的な漢文でその風況を描写したもので評判を博していましたが、文化・文政期から天保期の江戸文化の繁栄と退廃をあますことなく記したため、天保の改革で風俗を乱した書籍として、1842年(天保13)のこの日、発禁処分と相成りました。

 

その江戸繁昌記を著した寺門静軒の生涯を書いた書籍があるんですよ。

以下に紹介する佐藤雅美著「江戸繁昌記」です。レビューには賛否がありますが、江戸繁昌記の中身を垣間見るには良い商品だと思います。

Amazonの商品説明を引用しますね

<内容紹介>
世間を笑い、己を笑う。
裁かば裁け、筆誅を――死ね!

寺門静軒『江戸繁昌記』はベストセラーとなったため発禁本となった
在野儒者の波乱の生涯

在野の儒者・寺門静軒は、仕える先も見つからず悶々と困窮の日々を過ごしていた。自分のせいなのか、世間のせいなのか。苦悩する静軒は、漢文戯作で諧謔(かいぎゃく)味たっぷりに江戸の町を活写し出板することを思いつく。思いのたけをぶつけた『江戸繁昌記』は当時のベストセラーとなるのだが……。痛快なる波乱の生涯。

(Amazon「江戸繁昌記 寺門静軒無聊伝」から引用)


江戸繁昌記 寺門静軒無聊伝 (講談社文庫)

 

2.他の年、この日の記事

他の年には、こんな記事を書いています。こちらも併せて御覧下さい。(記事が先の日付の場合は表示されません。当日にならないと公開しないように予約投稿しているためです)。

昨年は記事作成をサボっており、この項は無しです。

 

今日はここまでです。

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