1月31日 <東京の中央線で日本初の「花電車(婦人専用電車)」登場(1912年=明治45)>

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今日という日はどんな日でしょうか?

日本史の中の出来事を覗いてみましょう。

 

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1.出来事ピックアップ

 

1912年(明治45)の今日、東京の中央線の昌平橋〜中野間で日本初の「婦人専用電車」が登場しました。

 

2.解説

 

当時の読売新聞に以下の記事があります。

 「鉄道院にては中央線電車昌平橋、中野間は男女学生の乗客多く通学時間にはこれ等の男女学生混乗して風紀上往々面白からざる傾きあり特に同区間には四谷、信濃町間には長き隧道もあり……以て今回同区間に於て午前午後学生の乗車多き時間に限り婦人専用電車を運転することとし来る三十日より実施する……」

(1912年1月28日付読売新聞より)

 

この様に、朝夕の通勤・通学ラッシュ時間帯に、男性と女性が一緒の車両に乗るのは好ましくなく、また、女学生の身辺保護という観点から導入されたものです。しかし、割合短期間で廃止されたということですが、その廃止時期がはっきりしていません。

 

この例のあとは、ポチポチと色々な場所で「婦人専用車」が運用されました。

  • 1920年(大正8):関西の神戸市電
  • 1933年(昭和8):関西の阪神急行(阪急)電鉄
  • 1947年(昭和22):東京の中央線、京浜東北線

と、このように数少ない事例しか残って居ないほど普及しなかった「婦人専用車」ですが、近年は様相が大きく変わってきました。

 

弱者としてのご婦人、女学生に対し迷惑行為を働く狼藉者への対策が必要、という意識が高まったこともあり、女性専用車両を設定する鉄道路線が増えていきました。2000年(平成12)の京王電鉄京王線を皮切りに徐々に他社での導入が増え、現在に至っています。

 

女性専用車両とはいうものの、小学生以下の男児及び障害者とその介助者の男性も利用できるという感じの運用であるそうです。

 

今も昔も、女性保護の為には専用車両なのですねぇ。ま、今は、男性が身に振りかかる災難を予防する為でもある様に思いますがねぇ。ちなみに、小生の居住する東京都北区には埼京線という路線が通っております。ご多分に漏れず、朝の通勤ラッシュ時の混雑は実にけしからんほどなのですが、その池袋〜新宿間は痴漢の横行が甚だしかったそうです。ぎゅうぎゅう詰めになって5〜6分ドアが開きませんからねぇ。中央線の快速もそんなイメージなのですが、痴漢の情報は埼京線がより多かった様に感じています。

 

ところで、この、「婦人専用電車」、別名があったんですよ! その名も

 

「花電車」

 

です。 この「花電車」でニヤリとした方、おいでではありませんか?

 

今日はここまでです。

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