1937年(昭和12)のこの日、東京は小石川の陸軍造兵廠(りくぐんぞうへいしょう)跡に、後楽園球場が開場しました。
これは昭和時代の出来事です。少し詳しく覗いてみましょう。
これは2分程度で読める記事です。
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1.解説
実は、後楽園球場については一度記事を書いています。
→11月9日 <後楽園球場の解体が始まりました(1987年=昭和62)>
ん〜、どんだけ好きなんでしょうねw
現在は、後楽園球場は取り壊され、そのかわりに東京ドームが出来たのですが、在りし日の航空写真をWikipediaから無断拝借してきました。写真またはその下の青文字部分をクリックすると、Wikipediaの大きな画像をご覧頂けます。
1974年(昭和49)頃の水道橋上空からの写真
(Wikipedia「後楽園球場」から無断借用)
日本のプロ野球は1936年(昭和11)に「日本職業野球連盟」設立され本格的に始まりましたが、実は当時の東京府内では試合を開催するために適切な球場がありませんでした。
明治神宮球場は1926年(大正15)に開場しており、東京六大学野球リーグメインで使っており、その大学野球側の反発があったそうで、神宮球場は使えませんでした。
そうした事情もあり、河野安通志や押川清らが主体となり、読売新聞社の正力松太郎や阪急電鉄の小林一三らの出資を受けて1936年(昭和11)12月に株式会社後楽園スタヂアムが作られました。
そして、工場機能が福岡県小倉に移転して空き地となっていた東京砲兵工廠の跡地を国有地払い下げで取得し、そこにあらたに野球場を建設したのです。
1937年(昭和12年)のこの日、その球場が開場しました。その球場が後楽園球場なのです。球場の名の由来は隣接する水戸徳川家の江戸上屋敷内につくられた築山泉水回遊式の日本庭園(大名庭園)小石川後楽園にちなんでいます。
その開場にいたる経緯からも判るように、おもにプロ野球のために作られた後楽園球場は、1950年(昭和25)にはナイター設備が完成し、同年7月11日には初のナイトゲームが行われています。また、1976年(昭和51)には日本で初めて人工芝を採用し日本するなど、プロ野球の発展とともにありましたが、1988年(昭和63)に日本初のドーム球場に建て替えられました。
2.他の年、この日の記事
他の年には、こんな記事を書いています。こちらも併せて御覧下さい。(記事が先の日付の場合は表示されません。当日にならないと公開しないように予約投稿しているためです)。
昨年は記事作成をサボっており、この項は無しです。
今日はここまでです。
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