2月9日 <心身症の機長が逆噴射、日航機羽田沖に墜落(1982年=昭和57)>

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1982年(昭和57)のこの日、日本航空、福岡発東京行350便ダグラスDC-8-61型機が、羽田空港滑走路手前300mの海上に墜落する事故が発生しました。

これは昭和時代の出来事です。少し詳しく覗いてみましょう。

これは2分程度で読める記事です。
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1.解説

 

1982年(昭和57)のこの日、日本航空、福岡発東京行350便ダグラスDC-8-61型機が、羽田空港滑走路手前300mの海上に異常な急角度で降下・墜落し、24人が亡くなり、149人が重軽傷を負う大事故が発生しました。

 

事故の原因は、片桐機長が自動操縦装置を切り、操縦桿を前に倒し、機首を下げながらエンジンの推力を絞る操作と、エンジン4基のうち2基の逆噴射装置を作動させる操作を行ったためと判明。

 

エンジン音の異変に気付いた航空機関士が「パワー・ロー」と叫んで推力を戻し、副操縦士が操縦桿を引き上げましたが、8時44分7秒、滑走路直前の浅い海面に機首から墜落してしまいました。機体は機首と機体後部で真っ二つになり、機体の下に機首部分が潜り込むような状態で停止しました。幸い、墜落現場が浅瀬だったため機体の沈没は免れたのでした。

 

この時のニュース映像がYouTubeにUpされているので、以下に動画へのリンクを貼り付けておきますね。

<日航逆噴射事故(羽田沖日本航空350便墜落事故)>

同機長は、初期の精神分裂病、うつ状態、心身症などと診断され、治療を受けて経過観察中でしたが、この事を日航側には報告しておらず、日航の乗務員管理のずさんさが問題視されました。

 

この片桐機長は業務上過失致死罪により逮捕されましたが、精神鑑定により妄想性精神分裂病と診断され、心神喪失の状態にあったとして検察により不起訴処分となったのでした。そして同機長は精神衛生法に基づき、東京都立松沢病院に措置入院となり、数年後に日航を解雇されているそうです

 

この年、

  • 「逆噴射」
  • 「心身症」
  • 「キャプテン(機長)、やめてください!!」

などの一連の言葉が流行語になりました。記事の表題に3つとも入れようと思ったのですが、余りにも長くなるので断念しました。

 

2.他の年、この日の記事

他の年のこの日には、こんな記事を書いています。こちらも併せて御覧下さい。(記事が先の日付の場合は表示されません。当日にならないと公開しないように予約投稿しているためです)。

 

今日はここまでです。

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