1947年(昭和22)のこの日、昭和天皇は宮内記者との初の記者会見をなさいました。
これは昭和時代の出来事です。少し詳しく覗いてみましょう。
これは2分程度で読める記事です。
広告
1.解説
前年の1946年(昭和21)1月1日に「人間宣言」の詔書をお出しになられた昭和天皇は、翌1947年(昭和22)5月1日、吹上御苑の花陰亭で宮内記者との初の記者会見をなさいました。
会見の内容は、前年1946年(昭和21)2月から行われていた地方巡幸、生物学の研究からスポーツにまで及びました。新しい時代の陛下が臣民とともにあることを強く印象づけた記者会見だったでしょうね。
その中で、昭和天皇は地方巡幸について次のようにお語りになられています。
「旅を続けて激励したい」
このお気持ちは、今上天皇にも引き継がれており、激甚災害の被災地への巡幸となって現れています。
飽和天皇の巡幸の記録を綴った書籍があります。その名もずばり「昭和天皇巡幸」という書籍です。訪れた先々での陛下と臣民とのお触れ合いが書かれており、その素朴なやり取りのなかの陛下の滋味に溢れるお言葉を読むと、如何に臣民を大切にお思いになられていたかが判ります。
すでに文庫になっており、手軽に読むことが出来ます。以下のリンクからご覧頂けます。
<広告>
昭和天皇巡幸―戦後の復興と共に歩まれた軌跡
余談ですが、来る5月4日(木)には吹上御苑で自然観察会が行われます。今年の分は残念ながら締め切られていますが、ご興味ある方は来年度、申し込まれては如何ですか。都心にある…ことを一瞬忘れてしまうかのような自然、それも人間の力で整えられたという感じを抱かせない佇まいは一見の価値がありますよ。
2.他の年、この日の記事
他の年には、こんな記事を書いています。こちらも併せて御覧下さい。(記事が先の日付の場合は表示されません。当日にならないと公開しないように予約投稿しているためです)。
今日はここまでです。
こちらのリンクからは他の方のblogをご覧頂けます。日本史に関する様々な情報満載ですよ。一度だまされたと思ってポチッ!とな…とされては如何ですか?
コメント